2017年をふりかえる
年末恒例の振り返り記事です。過去記事はこちら。
書いた
2017年ははてなダイアリーに本記事を含め18本の記事を書きました。人気があったのは下記の記事です。
- ポートノッキングで10秒間だけsshdを公開する設定
- MySQLのFLOAT型を使う理由が見つからない件
- Mackerelで家庭内ネットストーカーシステムを作ってみた
- PHPの連想配列は常にin_arrayより速いのか
Qiitaでは65本の記事を書きました。人気があったのは次の記事です。
例年と比べるとPHP以外の話題が多めで、どちらかと言えばインフラの人っぽいラインナップですね…。PHPの記事は去年よりむしろ多いくらいだったはずなんですが、イマイチ人気が出ませんでした。
参加した
勉強会発表・カンファレンス発表を計4件行ったのを含め、計11回技術系イベントに参加しました。
- 2017/3/2 やっぱり AppEngine ja night #1
- 2017/8/6 Maker Faire Tokyo 2017
- 会社の同僚の出展を見に行った
- 2017/9/4 KLab TECH Meetup #1
- 会社主催の勉強会。運営と聴衆と半々くらいの感じでした
- 2017/9/9 manifes2017にてLT発表
- 2017/10/8 PHPカンファレンス2017にてLT発表
- 2017/10/12 RCC夏期製作発表会にてLT発表
- RCC(立命館大学のコンピュータサークル)の発表会にお邪魔しました
- 「家庭用ブロードバンドルータ上でLinuxを動かす話」(資料未公開)
- 2017/10/22 技術書典3に出展
- 2017/11/11・12 月探査ハッカソンに運営として参加
- 2017/11/17 会津大学 × ウェブベンチャー! エンジニア LTバトル in 会津大学にてLT発表
- 「家庭内ネットストーカーシステムを作ってみた」(資料未公開)
- 2017/11/25 ISUCON 7 本戦に運営として参加
- 作問ではフロントのJavaScript書きをお手伝いした程度でした
- 2017/12/26 KLab TECH Meetup #2
- #1より聴衆寄りでした
こうしてみると件数だけは多いのですが、会社の採用目的のイベントが多かったりして思ったより活動できていないなーという印象です。
そもそも今年は闇PHP勉強会を開催できていません。今年の9月頃からずっと開催したいと考えていたのですが、バタバタしていて身動きが取れない状態が続いてしまいました。気を取り直して来年前半のどこかで開催したいと思っています。
10年ぶりにWindows環境を手に入れた
今年の2月にThinkpad X260を入手して普段使いの環境をWindowsにしようと思ったんですが、馴染めずに12インチMacBookに戻りました。理由は複数あるんですが、一番我慢できなかったのはフォントのカッコ悪さでした。
結果として、Thinkpadはリモートデスクトップ機として運用しています。家の外からでもSSH越しにアクセスできるようにしたので、どのマシンからでもWindowsに触れるようになりました。個人的には仮想環境でWindowsを持ち歩くより便利だと感じます。
また、Bash on Windows・MSYS2・Chocolateyなどを試して、最近のWindows環境の常識に触れられたのも良かったと思っています。
Google Cloud Platform (GCP) に触ってみた
今年の3月の無料枠拡大のタイミングから各GCPサービスを試しています。人気が出た記事も何本かはGCP関連のものでした。記事にしていない内容もありますが、下記のようなサービスに触れてみて一定の肌感覚が掴めたように思います。
- Google Computing Engine
- Google Cloud Storage
- Google App Engine
- Google Cloud Datastore
- BigQuery
- DataStudio
- Firebase Hosting
それにしてもGoogleさん無料で遊べる範囲広すぎでは?と心配になるくらいですね。ありがたいことです。
PHP拡張php-timecopをPECLに登録した
PHPカンファレンス2017のLT「PHP拡張をPECLに登録してわかったこと」でも紹介した通り、今年の7月にphp-timecopをPECLに登録できました(PECL :: Package :: timecop)。結果としてRedHat系ディストリビューションの標準リポジトリに登録されるなど、利用されている方の利便性向上にも繋がっており、当初想像していたよりも大事件だと感じています。
Windows版のDLLが配布できるようになった点、またWindows上でのCIができるようになった点も個人的に長年の課題だったので嬉しい変化だと言えます。
電子工作の取り組みを継続
今年も電子工作・IoTまわりのキャッチアップは続けています。LoRaWANやWi-SUNのデバイスを触ってみたり、Amazon Dashボタンで遊んだり、シリアル通信インターフェース経由で温度センサーを操作するハードウェアを作ったりして個人的には引き出しが広がったように思います。
OSSへのcontribution
今年はMIPS32環境でGoプログラムを動かすのが自分の中のブームで、MIPS32バイナリをビルドするのに必要だったPull Requestを3本投げました。
- Show CPU/SoC model name on Linux/MIPS ( mackerelio/mackerel-agent#408 )
- Add type definitions for mips and mipsle ( shirou/gopsutil#419 )
- Use "golang.org/x/sys/unix" instead of "syscall" (fix #59) ( tarm/serial#73 )
また、php-buildには17件のPull Requestを出して16本mergeされました。自分でも頑張りすぎな気がします。
- Stop building PHP 5.3.3 on Travis CI
- Enable bzip2 extension by default
- Add command-line option "--definition" to php-build
- Let the build fail when any unit test fails
- Enable intl extension by default
- Allow custom temporary directory
- Display the SHA-1 commit hash as log message when building from GitHub
- Save the extension's package to the temporary location and move to `packages/` directory after downloads are completed
- Log error messages from phpize
- Support C++11 for ICU4C 59+
- Fix realpath function to be same behavior as GNU realpath
- Enable ccache in `.travis.yml` for speeding up CI
- Fix default temporary directory for php-build on macOS
- Fix regression in Pull Request #464
- Enable Xdebug for PHP 7.2 again
- Show the SHA1 hash of the head commit for the fetched extension
- Add latest PHP versions (Revises #473)
また、PHP本体へのバグレポを2本投げました。
まとめ
今年はイマイチ何もできていないような気がしていましたが、まとめてみるとそれなりに活動できていることがわかりました。とはいえ自分の中での消化不良感は嘘ではないので、来年のモチベーションに変えていきたいと思います。
というわけで、来年もがんばるぞー