ダイキン製エアコンのリモコンホルダーを3Dプリンタで自作した
筆者は自宅のダイキン製エアコンのリモコンホルダーを3Dプリンタで自作しました。これでリモコンが行方不明になる生活とはおさらばです。
このSTLファイルはThingiverseにアップロードしてあります(Wall mounted Daikin AC remote control holder by hnw - Thingiverse)。必要な方は各自プリントしてみてください。
ニッチな話題ですが、同じ悩みを持っている人向けにもう少し説明します。
ダイキン製エアコンはリモコンホルダーが別売で困った
筆者は最近引っ越したんですが、引っ越し先の備え付けエアコンがダイキン製でした。
引っ越してから気づいたんですが、ダイキンってエアコンの壁掛けリモコンホルダーが別売なんですね。一方で筆者はリモコンを行方不明にする特技を持っているので、リモコンが定位置にないと本当に不便なんですよ。
問題解決のため別売のリモコンホルダーを買おうかとも思ったんですが、純正のリモコンホルダーは壁にネジ止めする前提だったので買うのをやめました。物件の賃貸契約のルールとして壁に穴を開けちゃダメなんです。
八方塞がりの状況ですね。同じ悩みを抱えている人が日本中に数百人くらいいるんじゃないでしょうか。
他人の作ったリモコンホルダーの設計図を探してみる
今回のような実生活のニッチな悩みを解決する上で、3Dプリンタは非常に便利な道具です。任意の形状のプラスチック製パーツを実用性のある強度で作成できます。
また、大抵の悩みは世界中の誰かが既に解決しているので、欲しいものがあれば設計図(STLファイル)を探してみるのが良いでしょう。うまくいけば他人の設計図を3Dプリントするだけで問題解決というわけです。
実際、「daikin remote holder 3d」などで検索するとSTLファイルが何個か見つかるんですが、残念ながら筆者のニーズに合うものは見つかりませんでした。
筆者のニーズは次の通りです。
- ホルダーを両面テープで壁に固定できる
- リモコンを壁にかけたままでリモコン操作が可能
- 形状は箱型ではなくフック
3番目のフック形状というのを補足すると、対象のリモコンは裏側にフックで引っ掛けるための凹みがあるんですね。ここで引っ掛けて使いたい、ということです。
なければ作ろう!リモコンホルダーを自作
他人の設計図が見つからなかった場合には自分で3Dモデリングすることになります。とはいえ、必ずしもゼロから作る必要はありません。他人の作品を改造して作ることもできます。
筆者も惜しい作品を改造して自分の欲しいものを作ってみました。筆者はモデリング素人なのでゼロから作るのは厳しいんですが、改造なら雰囲気で何とかなりました。
底面が狭いのでプリント難易度が少し高いかもしれません。ご注意ください。
使ってみての感想
試行錯誤の甲斐あって、自分のニーズにマッチしたものができました。レビューを見ると純正ホルダーでもリモコンが壁から浮いてしまうようなので、純正品より実用性が高い気がします。ダイキン製エアコンをお持ちの方は是非お試しください。
3Dプリントしたホルダーを壁に固定する両面テープは以下の製品が便利です。
*1:New Daikin AC remote wall hanger by gmarcell / CC-BY