hnwの日記

AndroidアプリiSyncr for Macの最新版が2.5倍に値上げされた理由


(4/11 14:00追記)アプリの日本語説明が更新されましたので、誤解して買う危険性も減ったように感じています。記録として記事は消さずに残しておきます。


Mac+Androidという食い合わせの悪そうなデバイスを使っている皆様こんにちは。ところで音楽の管理ってどうされてますか?


両者間で音楽データを連携する方法はいくつかあるようですが、iTunesのプレイリストをAndroidに同期できる有料アプリに「iSyncr for Mac*1というものがあります。これを使うと、AndroidアプリとMacのデスクトップアプリを同じWiFiネットワーク上で起動するだけで、両者の音楽データの同期が簡単に行えます。


スマートフォンで音楽を聴く程度のことにお金を払うのは少々納得がいきませんが、AndroidをUSB接続してAndroid File Transferで音楽ファイルを転送するよりスマートだろうと自分に言い聞かせて購入することにしました。


ところで、このツールは先月まで399円だったんですが、今日見ると1038円に値上がっています。一方、Windows版である「iSyncr for PC」の値段は据え置き399円のままです。選択肢が少ないMacユーザーの足下を見て一気に値上げとは商売上手すぎでしょ…。さすがに買うのを止めようかとも思いました。




しかし、冷静に考えると少し変です。約2.5倍の値上げをするなら、どこかに理由が書いてあるはず。ということで、英語版のアプリの説明を見てみると…



なんと日本語版とはアプリ名が変わっており、legacyと書かれています。legacyなのに値上げとか意味わからんぞ…?


落ち着いて英語の説明を読んでみると、次のようなことが書いてありました。

  • PC版とMac版を統合したよ。新規ユーザーは両OSをサポートしている「iSync for iTunes」を使ってね。
  • 過去にMac版を購入したユーザーは、このMac版をそのままアップデートして使ってね。
  • Mac版を値上げした理由は、新規ユーザーに高いと気づかせて、両OS使える新バージョンの方を買ってもらうためさ。


はあ、そうですか…。しかし日本語だとアプリ名から説明から一切変わっていないので、単に2.5倍値上げしただけにしか見えないんですよね。そりゃ下の2個が並んでれば気づくかもしれないけどさ…。




というわけで、iSyncrを今から買う人はMacユーザーでも「iTunes用のiSyncr - PC」の方を買いましょう。日本語のアプリ名は以前と同じままなので不安になりますが、ちゃんとMacとも同期が取れます。


海外のアプリだとこんなこともあるんだなーと思ったので紹介してみました。怪しいと思ったら英語版を見るクセを付けると幸せになれるかもしれませんね。

*1:日本語でのアプリ名は「iTunes用のiSyncr - Mac