Mac mini 2018を買っての感想
新年明けましておめでとうございます。いきなり去年の話をします。
2018年12月に自宅にMac mini 2018を買いました。シルバーグレイのちょっとオシャレな奴です。
同じ機種を買おうと思っている人の参考になれば、ということで感想文を書いてみます。
何をいくらで買ったか
下記のものを12月初旬にビックカメラで買いました。
計138769円。安くない買い物ですし、それでいてスペックは微妙に見えるかもしれません。
これはPayPayの「100億円あげちゃうキャンペーン」で衝動買いした結果です。今すぐビックカメラで買える一番おトクなものは何か?と考えた結果こうなりました。
自由に選べる状況であれば、店舗で買える高い方のモデル(Core i5 3.0GHz、8GBメモリ、256GB SSD)の方が良かった気がします。
自分でメモリ差し替えをして死にかけた
この新しいMac miniですが、公式にはメモリのアップグレードは個人でできないことになっています。とはいえネット上を探すと自分でメモリ換装している人も多いので、自力でやってみることにしました。Appleでカスタマイズすると6.6万円追加になるところ、4万円で済むならおトクですよね。
ところが、Mac miniを開けてみて気づいたんですがメモリ交換にはセキュリティートルクスドライバーが必要です。ネット上の記事をみるとみんなスイスイ開けてるんですが、私は普通のトルクスドライバーしか持っていなかったので難儀しました。買う前に調べておくべきでした。
数日後にAmazonで安いセキュリティートルクスドライバーを買って分解してメモリを交換してみました。すると画面が真っ暗で起動しません。新たなトラブル発生で焦りましたが、再度分解して改めてメモリを差し直したところ無事動作しました。メモリがきっちり差さっていなかっただけでした。
私の利用したメモリはCFD販売の「D4N2666PS-16G」というものです。DDR4 260pin 2666MHzのメモリなら大体動くんじゃないでしょうか(保証はできませんが)。
ちなみにメモリを認識しない場合、Mac miniの電源LEDが長い点滅(5秒に1回)をします。同じミスをする人はいないと思いますが、ご参考まで。
第8世代Core i3は十分な性能
メモリの交換も終わってMac miniが無事使えるようになったわけですが、今のところスペックについては不満点はありません。特にCPU性能が不安だったのですが、現時点ではそれほどCPUについてストレスを感じていません。
これまでCore i3というと遅いイメージがあったCPUだった気がしますが、今回の第8世代からCore i3のコア数が2から4になり、性能面では大きく改善されたようです。
もちろん作業内容によってはCPUのアップグレードは必須でしょう。写真や動画の編集をするような人だと上のスペックにした方がいいのかもしれません。
4Kディスプレイを常用するようになった
Mac mini 2018のHDMIポートはHDMI 2.0に対応しており、HDMIケーブル経由で4K 60Hz出力が可能です。
私はLGの24インチ 4Kディスプレイを購入しましたが、問題なく4K 60Hz表示できています。

LG モニター ディスプレイ 24UD58-B 23.8インチ/4K(3840×2160)/IPS 非光沢/HDMI×2、DisplayPort/ブルーライト低減機能
- 出版社/メーカー: LG
- 発売日: 2016/09/28
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログ (2件) を見る
ちなみに24インチで4K表示すると文字が小さくなってしまって厳しいので3K表示(3008 x 1692)で使っています。表示用の解像度はRetina MBPなどと同様「システム環境設定」-「ディスプレイ」から選択できます。
私は今までFull HDのディスプレイしか使ったことがありませんでしたが、情報量が増えるだけで世界が変わりますね。とはいえ家の広さ的には24インチや27インチで3K表示くらいが自分に合っている気がします。
スリープ復帰後にディスプレイが全部緑になる問題
しばらく使っていると、スリープから復帰したときに低確率で画面が緑になる問題に気づきました。正確にはマウスカーソルのエッジだけ黒く見え、それ以外が全て緑一色になります。この状態になるとHDMIケーブルを抜き差ししても直りません。画面表示以外は正常に動作しているようです。
ネット上に同様の挙動の報告は無いようですが、OSもしくはハードウェアの問題だという印象です。もしくは、私がメモリ換装の際に何かを破壊したのかもしれません。
ひとまずスリープしない設定にすることで問題は再現しなくなりました。
corespeechdがCPUを食う問題
しばらく使っていると、corespeechdというSiri関連のデーモンが時々1コアを使いきっていることに気づきました。
私はSiriを無効にしていたのですが、検索してみるとSiriを一度有効にしてから無効にすると直るという報告を見つけました。試してみると、実際に再現しなくなりました。
メモリは32GBあっても簡単に使い切る
このMac miniはメモリ換装の結果32GB搭載になりました。組んだ時点では絶対に使いきれないと思っていましたが、意外と頻繁にスワップアウトします。だいたい犯人はWebブラウザです。
先ほども重く感じたのでChromeを殺してみたところ、メモリが20GBほど空きました。以前のメモリ16GBのマシンではタブを100個も開くと重くて耐えられなくなっていたのが、今は200個ほどまで耐えられるようになったという印象です*1。
ストレージは将来確実に不足する
私はストレージ128GBのモデルを買ってしまったわけですが、これは今どき厳しいサイズだと思います。特に音楽や電子書籍を大量に持っているような人だと絶望的でしょう。
私の場合はプログラムを書く以外に特に趣味がないので絶対無理というわけではありませんが、 それでも git clone
したり docker pull
したりするだけでストレージ容量はモリモリ減っていきます。長期的にストレージ不足は避けられないでしょう。
とはいえ目先は128GBでやりくりして、不足してくるころにはThunerbolt 3接続の速くて安いSSDが出ているはずなのでそれを買おう、と楽観的に考えています。
まとめ
Mac Mini 2018の安いモデルを買いました。買ってみての感想は次のようなものです。
- コスパ良し
- CPUはCore i5が良かった気もする、とはいえ第8世代 Core i3で十分戦える
- メモリ32GBは案外快適なのでオススメ、最低でも16GBは欲しい
- ストレージは最低でも256GBは欲しい、安い方のモデルはそこが厳しい
- ディスプレイは4Kにすべき(Full HD使い回しは逆にもったいない)
余談:PayPay当選しました
最後に自慢になりますが、この買い物でPayPay満額当選しました。ラッキーですね。